御蔵入とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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御蔵入

「映画の上演が御蔵入する」などのように使う「御蔵入」という言葉。

「御蔵入」は、訓読みで「おくらいり」と読みます。

「御蔵入」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「御蔵入」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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御蔵入の意味

「御蔵入」には次の意味があります。

上演予定の歌舞伎狂言、または映画などが上演取り止めになること。転じて、計画が実行に移されなくなること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

語源の説はふたつあり、ひとつは物をしまい込む蔵に入れてしまうと日の目を見なくなって終わるということからとする説。もうひとつは、芝居の最終日を意味する「千秋楽」の「楽(らく)」を倒語にして、興行が中止になることを「くら」と言ったことが元となったとする説です。
また、「計画の不実行」を意味するほかに、戦国・江戸時代、将軍(幕府)・大名(私藩)の直領で、年貢、諸役を直接収取する領地を意味することもあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・幼馴染みの作品は発表することを結局許されなかったとかで、このままお蔵入りになるという話だった。
(出典:竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 8 冬の旅』)

・かえってその結果、輸送力は落ち、お蔵入りに支障をきたしております。
(出典:杉本苑子『絵島疑獄(上)』)

・苦労して生み出し、育ててきた解析神のデータは、自分たちの手でお蔵入りにしてしまった。
(出典:機本伸司『神様のパラドックス』)

・たとえあの映画がお蔵入りになって、日の目を見なかったとしても、またチャンスは来ます。
(出典:赤川次郎『やさしい季節 下』)

・冬になれば着ることになるが、それまではお蔵入りだ。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (上)』)

類語

没(ぼつ)
意味:原稿などを採用しないこと。(出典:デジタル大辞泉)

御蔵にする(おくらにする)
意味:上演することに内定していた歌舞伎狂言または映画の上演を取り止めにする。転じて、何か計画していた事柄をやめにする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

日の目を見る(ひのめをみる)
意味:それまで埋もれていたものが世に知られるようになる。また、長い間不遇だった者が世に認められるようになる。(出典:デジタル大辞泉)

水をさす(みずをさす)
意味:口出しをして関係を隔てる。また、せっかくの感興をさます。邪魔だてをする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

打止め(うちどめ)
意味:芝居・相撲などの興行の終わり。また一般に、物事を終わりにすること。(出典:デジタル大辞泉)

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