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天下りとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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天下り

「天下りする。」などのように使う「天下り」という言葉。

「天下り」は、訓読みで「あまくだり」と読みます。

「天下り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「天下り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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天下りの意味

「天下り」には次の二つの意味があります。

1 天上界から地上に降りてくること。また、その人。
2 退職した高級官僚などが外郭団体や関連の深い民間企業の相当の地位に就任すること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

天下りの意味①「天上界から地上に降りてくること。また、その人。」

天下りの一つ目の意味は「天上界から地上に降りてくること。また、その人。」です。

「天下り」は、もともとこの意味で使われた言葉です。

具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・だがこの国には、瓊々杵尊ににぎのみこと天下りたもうて以来伝えられた王法というものがある。(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』)

・悠々と天下りながら、帝都の屋根を照らしていた光弾が、一瞬間にして、粉砕されてしまった。
(出典:海野十三『空襲葬送曲』)

・はるか古代に天下りたもうた神々の末裔であるがゆえに、この国に君臨する資格があるとのたまう。
(出典:戸坂潤『科学と科学の観念』)

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類語

天降り人(あまくだりびと)
意味:天上界から地上に降りてきた人。(出典:デジタル大辞泉)

天下りの意味②「退職した高級官僚などが外郭団体や関連の深い民間企業の相当の地位に就任すること。」

「天下り」の2つ目の意味は「退職した高級官僚などが外郭団体や関連の深い民間企業の相当の地位に就任すること。」です。

①の意味から転じて、比喩的に使われます。

具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・みんな平気な表情で天下りしたり政治屋になったりしてるじゃないの。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿2 摩天楼』)

・これまでの日本はいつも天下りの戦争にならされていました。
(出典:宮本百合子『戦争と婦人作家』)

・権力を失い、新政権とのコネもない者たちには、天下り先もありはしなかった。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)

・それより役人の天下りを禁止する方が先決じゃないのか?
(出典:西風隆介『神の系譜V 竜の時間 亡国』)

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類語

斡旋(あっせん)
意味:間に入って双方をうまく取り持つこと。(出典:デジタル大辞泉)

コネ
意味:就職・入学・商取引などに手づるとして利用される縁故関係。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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