日進月歩
「医療は日進月歩」などのように使う「日進月歩」という言葉。
「日進月歩」は、音読みで「にっしんげっぽ」と読みます。
「日進月歩」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「日進月歩」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
日進月歩の意味
「日進月歩」には次の意味があります。
・日ごと月ごとに、たえず進歩すること。(出典:大辞林 第三版)
「日進月歩」をわかりやすく言えば「日に日に進歩すること」という意味です。
「日進月歩」は「急速に進歩すること」を意味する四字熟語であり、「ゆっくりと進歩すること」という意味ではありません。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・科学技術は日進月歩である。
(出典:坂口謹一郎『古酒新酒』)
・医療は日進月歩であって、その変化について行くだけでも容易ではない。
(出典:山口瞳『還暦老人ボケ日記』)
・何しろバッハ学は第二次大戦後の何年間かは日進月歩の勢いでしたから油断も隙もありません。
(出典:柴田南雄『クラシック名曲案内ベスト151』)
・我が国の造船能力は日進月歩で、これは飛行機にも当然いえると思う。
(出典:豊田穣『飛行機王・中島知久平』)
・コンピュータはあまりにも日進月歩する。
(出典:林望『テーブルの雲』)
類語
・飛躍(ひやく)
意味:勢いよく発展すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・進展(しんてん)
意味: 事態が進行し展開すること。 (出典:大辞林 第三版)
・爛熟(らんじゅく)
意味:物事が発達しきって、衰えの兆しさえ含んでいる状態になること。(出典:デジタル大辞泉)
・改善(かいぜん)
意味:悪いところを改めてよくすること。(出典:デジタル大辞泉)
・発達(はったつ)
意味:進歩して完全な段階に達すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)