原則
「ここでは原則として右側を通行する」などのように使う「原則」という言葉。
「原則」は、音読みで「げんそく」と読みます。
「原則」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「原則」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
原則の意味
「原則」には次の意味があります。
・もともとの法則。一般の現象に共通な法則。特別の例外が起こり得ることを念頭において、一般に適用されるものとする基本的な考え方。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ここでは原則として右側を通行する」は、「ここでは、特別の事情がない限りは基本的に右側を通るようにする」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・試験期間中は、原則として部活動や委員会活動などは休みということになっている。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 10 レイニーブルー』)
・万人の原則は自由ということである。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・原則的に、頭領しか持つことを許されない貴重品であり希少品である。
(出典:西尾維新『刀語 04 第四話 薄刀・針』)
・会社の原則と自分自身の信念、あるいは私の希望との間で板ばさみになっている。
(出典:沖藤典子『転勤族の妻たち』)
・これが原則なのですが、かならずしも毎回この通りに表記しているわけではありません。
(出典:水野良『ロードス島戦記 5 王たちの聖戦』)
類語
・原理(げんり)
意味:事物・事象が依拠する根本法則。基本法則。(出典:デジタル大辞泉)
・法則(ほうそく)
意味:一定の条件下で、事物の間に成立する普遍的、必然的関係。また、それを言い表したもの。(出典:デジタル大辞泉)
・ルール
意味:規則。規定。きまり。(出典:デジタル大辞泉)
・前提(ぜんてい)
意味:ある物事が成り立つための、前置きとなる条件。(出典:デジタル大辞泉)
・プリンシプル
意味:原理。原則。根本。(出典:デジタル大辞泉)