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上等とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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上等

「上等な品をいただく」などのように使う「上等」という言葉。

「上等」は、音読みで「じょうとう」と読みます。

「上等」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「上等」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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上等の意味

「上等」には次の三つの意味があります。

1 物の品質や出来ばえなどが、すぐれてよいこと。また、そのさま。優秀。
2 申し分がないさま。結構。上出来。満足。
3 等級が上であること。等級が上のもの。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

上等の意味①「物の品質や出来ばえなどが、すぐれてよいこと。また、そのさま。優秀。」

「上等」の一つ目の意味は「物の品質や出来ばえなどが、すぐれてよいこと。また、そのさま。優秀。」です。

物に対して使われる場合が多く、「上等な品」であれば「すぐれた良い品」という意味になります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ロシアから輸入されるところの西洋小間物は皆上等の物ばかりである。
(出典:河口慧海『チベット旅行記』)

・しかもおれの見たところ、三人は、なかなか上等の刀を帯びているようだ。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)

・彼は銀貨六枚で南から麦や米やトウモロコシの上等な種子を買ってきた。
(出典:パール・バック/大久保康雄訳『大地(1部)』)

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類語

精良(せいりょう)
意味:すぐれてよいこと。(出典:デジタル大辞泉)

良質(りょうしつ)
意味:質がすぐれていること。(出典:デジタル大辞泉)

高上(こうじょう)
意味:品格や程度の高いこと。(出典:デジタル大辞泉)

上等の意味②「申し分がないさま。結構。上出来。満足。」

「上等」の二つ目の意味は「申し分がないさま。結構。上出来。満足。」です。

「これだけやれば上等だろう」というように、「うまくいっている」という意味で使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・腕を上げるまででされば上等だったのだが、さすがにそれはできなかった。
(出典:黒島伝治『氷河』)

・この時点まで隠しおおせていたことが、彼女にすれば上等すぎたのだ。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 02』)

・一体に茶碗蒸しの卵のかたまったのは上等とは思えない。
(出典:北大路魯山人『茶碗蒸し』)

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類語

満足(まんぞく)
意味:十分であること。(出典:デジタル大辞泉)

充足(じゅうそく)
意味:十分に補い満たすこと。(出典:デジタル大辞泉)

会心(かいしん)
意味:期待どおりにいって満足すること。(出典:デジタル大辞泉)

上等の意味③「等級が上であること。等級が上のもの。」

「上等」の三つ目の意味は「等級が上であること。等級が上のもの。」です。

この意味では階級やランクが上のものをさします。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・もっともあなたにとって上等兵曹など別に何ということもないでしょう。
(出典:島尾敏雄『出発は遂に訪れず』)

・兵二人は上等兵と初年兵で、上等兵のほうが木村を呼びに来たのだった。
(出典:松本清張『虚線の下絵』)

・われわれはこういうときの知恵にすぐれている水島上等兵の方を見ました。
(出典:竹山道雄『ビルマの竪琴』)

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類語

上位(じょうい)
意味:高い地位や順位。(出典:精選版 日本国語大辞典)

上級(じょうきゅう)
意味:段階・等級などが高いこと。(出典:デジタル大辞泉)

格上(かくうえ)
意味:等級・地位・力量などが上であること。(出典:デジタル大辞泉)

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