スポンサーリンク

組織とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

組織

「悪の組織」などのように使う「組織」という言葉。

「組織」は、音読みで「そしき」と読みます。

「組織」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「組織」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

組織の意味

「組織」には次の四つの意味があります。

1 組み立てること。組み立てられたもの。
2 一定の共通目標を達成するために、成員間の役割や機能が分化・統合されている集団。また、それを組み立てること。
3 生物体を構成する単位の一で、同一の形態・機能をもつ細胞の集まり。
4 岩石を構成する鉱物の結晶度・大きさ・形・配列などのようす。石理。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

組織の意味①「組み立てること。組み立てられたもの。」

「組織」の一つ目の意味は「組み立てること。組み立てられたもの。」です。

例えば、会社の組織図や市松模様の配色のような、構成された要素を説明する際に使用されます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・解体しては新たにまた組織してみる。
(出典:豊島与志雄『私の信条』)

・彼の精神組織は、高度に変化した諸要素の厖大な織物であった。
(出典:ストレイチー・リットン『エリザベスとエセックス』)

・したがって谷村君の奥座敷は一種の宿屋みたような組織にできている。
(出典:夏目漱石『満韓ところどころ』)

組織の意味②「一定の共通目標を達成するために、成員間の役割や機能が分化・統合されている集団。また、それを組み立てること。」

「組織」の二つ目の意味は「一定の共通目標を達成するために、成員間の役割や機能が分化・統合されている集団。また、それを組み立てること。」です。

例えば、「会社でチームを組織する」で、「会社内でチームをつくる。」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・昔から続けた組織以外の新しい階級などは、頭に入りにくいと見えます。
(出典:折口信夫『雪の島』)

・これは日本の家族制度の組織がかくはっきりならしめた所以であります。
(出典:高楠順次郎『東洋文化史における仏教の地位』)

・それが企業的組織である限り、それは多くの部署にその機能が分れる。
(出典:中井正一『「壇」の解体』)

組織の意味③「生物体を構成する単位の一で、同一の形態・機能をもつ細胞の集まり。」

「組織」の三つ目の意味は「生物体を構成する単位の一で、同一の形態・機能をもつ細胞の集まり。」です。

例えば、動物の組織における、表面や内面をおおう役目の「上皮組織」、収縮する役目の「筋肉組織」のように使用されます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・は河童は皮膚組織の上に何かカメレオンに近い所を持つてゐるのかも知れません。
(出典:芥川竜之介『河童』)

・リービッヒの説明によると呼吸の増加は心臓その他の組織が過熱しないようにするためであった。
(出典:水上茂樹『栄養学小史』)

・弾丸もはじき返す皮膚と筋肉組織が、いかなる再生の兆候をも示さない!
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D”』)

組織の意味④「岩石を構成する鉱物の結晶度・大きさ・形・配列などのようす。石理。」

「組織」の四つ目の意味は「岩石を構成する鉱物の結晶度・大きさ・形・配列などのようす。石理。」です。

岩石の構成要素を説明する際に使用します。
例えば、「火山岩は斑状組織という特有のつくりである」のように使用します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・顕微鏡で鉱物の組織を観察する。

・斑状組織は、石基と斑晶からなることが特徴である。

・火山岩は、マグマが急に冷えて固まったものであり、斑状組織である。

タイトルとURLをコピーしました