兎の登り坂
「彼がいれば兎の登り坂だ」などのように使う「兎の登り坂」という言葉。
「兎の登り坂」は、「うさぎののぼりざか」と読みます。
「兎の登り坂」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「兎の登り坂」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
兎の登り坂の意味
「兎の登り坂」には次の意味があります。
・持ち前の力を振るうことができて、物事が早く進むたとえ。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、得意分野で実力を発揮できる、または条件に恵まれ、滞りなくトントン拍子に早くすすむことを意味します。
ウサギは後足が長く、坂を登ることが得意で早いことをたとえたことわざです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・経験者の彼が加わってくれれば、このプロジェクトは兎の登り坂だ。
・不器用で細かい作業は苦手ですが、体力には自信があるので力仕事なら兎の登り坂でこなせる思います。
・今回のテストは得意なところばかりで、兎の登り坂だった。
・テニスは苦手だけど、卓球なら兎の登り坂で君に勝てるよ。
・彼女にとっては今の環境はとても合っていて兎の登り坂だが、まったく別の部署に異動することになってしまった。
・思いのほかことが順調に運んでいます。まるで兎の登り坂です。
・彼は生き生きとしてたな。普段あまり主張しないし他のことは苦手だけど、この分野に関しては兎の登り坂なんだな。
・一見難しそうな課題だが、経験者の彼なら兎の登り坂でこなしてくれること間違いない。