卓越
「卓越した技術」などのように使う「卓越」という言葉。
「卓越」は、音読みで「たくえつ」と読みます。
「卓越」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「卓越」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
卓越の意味
「卓越」には次の意味があります。
・群をぬいてすぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「卓越」の「卓」は「すぐれている」や「高く抜きん出ている」を意味し、「越」は「こえる」や「とびこえる」を意味するので、「卓越」は他に比べて圧倒的に抜きん出て優れている様子を指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・卓越した才能でもあれば、そんな方法でも実を結ぶことができただろう。
(出典:阿刀田高『箱の中』)
・その卓越した状況判断力と操縦技術はすでに人外のものとなりつつある。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 03 5121小隊 決戦前夜)
・剣は見えずとも、彼女が卓越した剣士である事はその威風が証明していた。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night セイバー Fate TrueEnd 夢の続き』)
・卓越した運動神経の持ち主であることは、身のこなしからも見てとれる。
(出典:松岡圭祐『千里眼 堕天使のメモリー』)
・技術が人間離れして卓越しているのでほとんど写真に近い。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!06』)
類語
・卓抜(たくばつ)
意味:他のものをはるかに抜いてすぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・卓出(たくしゅつ)
意味:他にぬきんでてすぐれていること。(出典:デジタル大辞泉)
・優等(ゆうとう)
意味:他より特にすぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・優良(ゆうりょう)
意味:他のものより、すぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・良質(りょうしつ)
意味:質がすぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)