お年玉
「お年玉をもらう」などのように使う「お年玉」という言葉。
「お年玉」は、訓読みで「おとしだま」と読みます。
「お年玉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「お年玉」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
お年玉の意味
「お年玉」には次の意味があります。
・正月に子どもらに与えるこづかい(お年玉)をいうが,かつては新年を祝ってする贈物全般を指した。(出典:世界大百科事典)
元々は「年玉」と書きますが、現代では「お年玉」として広まっています。
歳暮とは異なり、上位の者から贈られることが一般的です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・彼は町長の頃、役場の書記や出入りの若者たちにお年玉をくれた。
(出典:豊田穣『飛行機王・中島知久平』)
・今年のお年玉は、写真関連の書籍とカメラですでに消えた。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 30 キラキラまわる』)
・中学一年生の男の子には、お年玉はいくらぐらいが相場なのかなと私は考えた。
(出典:山本文緒『眠れるラプンツェル』)
・お年玉で本を買うのが楽しみだった。
(出典:柳美里『水辺のゆりかご』)
・あれも本当に、いいお年玉です、いいものを下さいました、ありがとう。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・うん、待っちょりい、じきに開けて、あんたにお年玉ば出してあげるけね。
(出典:佐木隆三『復讐するは我にあり』)
・彼は、その日売り出されたお年玉つき年賀葉書を買って来てくれた。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)
・小遣い月百万とかお年玉五百万とか、そういうレベルじゃないのか?
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 1』)