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動揺とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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動揺

「彼の心は動揺した」などのように使う「動揺」という言葉。

「動揺」は、音読みで「どうよう」と読みます。

「動揺」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「動揺」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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動揺の意味

「動揺」には次の二つの意味があります。

1 ゆれ動くこと。ぐらつくこと。ゆれ。
2 気持ちが落ち着かず不安な状態になること。平静さを失うこと。(出典:大辞林 第三版)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

動揺の意味①「ゆれ動くこと。ぐらつくこと。ゆれ。」

「動揺」の一つ目の意味は「ゆれ動くこと。ぐらつくこと。ゆれ。」です。

この意味の「動揺」は、ものや人が物理的にぐらぐらと揺れることを表しています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼はもう二十四時間以上の間何も食べず、また馬車の動揺のために弱り切っていた。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)

・大地は地震のように動揺し、耳が痛くなるほどの爆発音が響きつづけた。
(出典:高木俊朗『全 滅』)

・彼は彼女が汽車の動揺にうとうとしてるのだと思って、言葉をかけてみた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)

・これで船は風に対する抵抗力が減じ、動揺もいくぶんか減ずるようになった。
(出典:佐藤紅緑『少年連盟』)

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類語

振動(しんどう)
意味:揺れ動くこと。(出典:デジタル大辞泉)

漂う(ただよう)
意味:安定しないでふらふらする。(出典:大辞林 第三版)

ぐらぐら
意味:物が揺れ動いて安定しないさま。(出典:デジタル大辞泉)

震える(ふるえる)
意味:物がこまかくゆれ動く。振動する。 (出典:大辞林 第三版)

動揺の意味②「気持ちが落ち着かず不安な状態になること。平静さを失うこと。」

「動揺」の二つ目の意味は「気持ちが落ち着かず不安な状態になること。平静さを失うこと。」です。

この意味の「動揺」は、主に人の気持ちに対して用いられ、心が揺れて不安になるということを表しています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・仲のよかったシェーマスと言い争ったことで、ハリーは動揺していた。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 05a ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上)』)

・顔に笑いの表情がうかんでいたが、眼にはあきらかに動揺の色があった。
(出典:吉村昭『法師蝉』)

・よい服に着かえさせられながら女王自身は何の心の動揺もなさそうであった。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)

動揺の後にやってきたのは、めまいがするほどの強い怒りだった。
(出典:村山由佳『星々の舟』)

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類語

慌てる(あわてる
意味:思いがけない物事に出会って、ふだんの落ち着きを失う。(出典:デジタル大辞泉)

パニック
意味:強い恐怖・不安・驚きなどにより陥る混乱状態。(出典:大辞林 第三版)

狼狽(ろうばい)
意味:あわてふためくこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

当惑(とうわく)
意味:迷いとまどうこと。処置に迷うこと。途方にくれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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