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秩序とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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秩序

「秩序を保つ」などのように使う「秩序」という言葉。

「秩序」は、音読みで「ちつじょ」と読みます。

「秩序」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「秩序」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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秩序の意味

「秩序」には次の二つの意味があります。

1 物事を行う場合の正しい順序・筋道。
2 その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

秩序の意味①「物事を行う場合の正しい順序・筋道。」

「秩序」の一つ目の意味は「物事を行う場合の正しい順序・筋道。」です。

2の意味に対して、物事を行う時間的な順番が正しく順序だっている状態を言います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・占領作戦という新しい秩序のもとに置かれていることを忘れている。
(出典:久生十蘭『だいこん』)

・化物のやる事には規律がないから秩序立った証明をするのに骨が折れる。
(出典:夏目漱石『吾輩は猫である』)

・生活世界の秩序と道化は、或る意味では持ちつ持たれつの関係にある。
(出典:山口昌男『道化的世界』)

・わしは、今新しい世界と新しい事物の秩序との中に生れて来るのであつた。
(出典:ゴーチェ・テオフィル『クラリモンド』)

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類語

規則(きそく)
意味:行為や事務手続きなどが、それに基づいて行われるように定めた事柄。決まり。(出典:デジタル大辞泉)

法則(ほうそく)
意味:守らなければならない決まり。規則。おきて。(出典:デジタル大辞泉)

流れ(ながれ)
意味:時間の経過や物事の移り変わり。(出典:デジタル大辞泉)

ロジック
意味:論法。論理。(出典:デジタル大辞泉)

秩序の意味②「その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり。」

「秩序」の二つ目の意味は「その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり。」です。

社会や集団が調和されている状態を表します。自然や社会など多様なものに対して「秩序」という言葉は使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・誰もが地球型経済の導入は秩序と平和をもたらしてくれるものと信じた。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)

・それから一座の秩序ちつじょが回復されるにはしばらく時間がかかったのである。
(出典:オルコット/吉田勝江訳『若草物語 1上』)

・そこには少しも一定の客観的な相互の秩序は見出されることが出来ない。
(出典:戸坂潤『現代哲学講話』)

・この男の治安と秩序に対する強烈な態度がこの行動にもあらわれていた。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)

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類語

規則(きそく)
意味:行為や事務手続きなどが、それに基づいて行われるように定めた事柄。決まり。(出典:デジタル大辞泉)

法律(ほうりつ)
意味:社会秩序を維持するために強制される規範。法。(出典:デジタル大辞泉)

常識(じょうしき)
意味:一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。(出典:デジタル大辞泉)

バランス
意味:釣り合い。均衡。また、調和。(出典:デジタル大辞泉)

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