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容赦とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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容赦

「容赦なく追求する」などのように使う「容赦」という言葉。

「容赦」は、音読みで「ようしゃ」と読みます。

「容赦」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「容赦」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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容赦の意味

「容赦」には次の二つの意味があります。

1 ゆるすこと。大目に見ること。
2 手加減すること。控え目にすること(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

容赦の意味①「ゆるすこと。大目に見ること。」

「容赦」の一つ目の意味は「ゆるすこと。大目に見ること。」です。

ある手落ちや失敗に対して、寛容に許すことを意味します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・われわれは古い友達同士なのだから、お互いに容赦しなくちゃならない。
(出典:ツルゲーネフ/米川正夫訳『片恋・ファウスト』)

・ふたりで話していた形からはかなり変わってしまいましたが、ご容赦
(出典:井上祐美子『五王戦国志1 乱火篇』)

・本当に、前から言っておきますが、しまいには容赦してはおきませんよ。
(出典:中山省三郎『カラマゾフの兄弟』)

・これから先ひとことでも口をきいたら、今夜ばかりは容赦しねえんだ。
(出典:佐々木味津三『右門捕物帖』)

・殿方には不思議なことはありませんでしたと言うことで御容赦を。
(出典:川上稔『『SATIE日誌』 [小説] [都市シリーズ] web作品』)

容赦の意味②「手加減すること。控え目にすること。」

「容赦」の二つ目の意味は「手加減すること。控え目にすること。」です。

攻勢などについて、手を抜いたり控えめにすることを意味します。
しばしば「容赦なく」の形で用いられます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・じつをいうと、隊員たちは人気取りだけで物を言う人間を容赦しません。
(出典:ロバート・アスプリン,P・J・ヘック『銀河おさわがせマネー』)

・今でも視線は強いが、子供の時の視線には容赦のない強さがあったようだ。
(出典:三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』)

・実際に、何の容赦もなく、平気で人を虫のように殺戮さつりくする男たちなのだ。
(出典:山田風太郎『柳生忍法帖(下)』)

・当連載の唯一の美点は、容赦ない現実から目をそらさないことであった。
(出典:森見登美彦『美女と竹林』)

・自分自身の銀色の指が、情け容赦なく、自分の喉の方に動いていたのだ。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 7 ハリー・ポッターと死の秘宝』)

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