文化人
「彼は文化人だ」などのように使う「文化人」という言葉。
「文化人」は、音読みで「ぶんかじん」と読みます。
「文化人」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「文化人」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
文化人の意味
「文化人」には次の意味があります。
・文化的教養を身につけている人。特に、学問や芸術に関係する職業の人。(出典:デジタル大辞泉)
「文化人」という言葉をわかりやすく言うと、「教養があり、それを仕事にしている人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・それでも扉は開かれなかった現実をこの文化人はどう考えているのだろう。
(出典:李成『砧をうつ女』)
・自分が文化人だとは思わないけど、 彼女が体育人であることは確実だ。
(出典:暁works『るいは智を呼ぶ2 花城花鶏』)
・文化人は彼らの厳しい監視を受けて、常に生命の危険にさらされていた。
(出典:魯迅『阿Q正伝』)
・文化人といわれる人や大学教授に女性的な人物が多いのはそのためである。
(出典:遠藤周作『ぐうたら愛情学』)
・一面、文化人であるとともに、一面、野性人でもあることが必要だった。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)
・それ以外の誰かかもしれないし、文化人の誰かと考えられないこともない。
(出典:筒井康隆『恐怖』)
・カンパとして集めている金は文化人や学者からが多いと二人に聞いたからだった。
(出典:松本清張『絢爛たる流離』)
・男が演じているのはテレビに出てくる文化人の真似であった。
(出典:小林信彦『怪物がめざめる夜』)