炸裂
「パワー炸裂」などのように使う「炸裂」という言葉。
「炸裂」は、音読みで「さくれつ」と読みます。
「炸裂」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「炸裂」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
炸裂の意味
「炸裂」には次の意味があります。
・爆弾、砲弾などが破裂すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「爆弾が爆発すること」という意味です。
比喩的に「パワー炸裂」や「笑顔炸裂」など、何かが弾けるような印象を受ける場合にも使います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・廃墟のあいだで砲弾が炸裂するのを目にしていた。
(出典:ルブラン/大友徳明訳『オルヌカン城の謎』)
・二人の男の手の中で、銃がいきなり炸裂した。
(出典:冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気』)
・クレーヴン船長の声が頭の上で炸裂した。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 1 銀河辺境への道』)
・まさに日本のオバサンパワー海外にて炸裂といった場面であった。
(出典:原田宗典『東京困惑日記』)
・全身に必死な感情が炸裂した。
(出典:光瀬龍『寛永無明剣』)
・白鳥の顎に腰の入った右ストレートが炸裂した。
(出典:海堂尊『チーム・バチスタの栄光(下)』)
・炸裂音が車体をゆるがしたが、停止させるまでのことはできなかった。
(出典:トーマス・ストラットン/多田雄二訳『0011/ナポレオン・ソロ・シリーズ 第13巻 人間改造機』)
・ヒロシマの原爆炸裂直後に生まれた危機の世代の一人だった。
(出典:W.W.ショルス,K.H.シェール/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 5 決戦!ヴェガ星域』)