実業家
「青年実業家」などのように使う「実業家」という言葉。
「実業家」は、音読みで「じつぎょうか」と読みます。
「実業家」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「実業家」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
実業家の意味
「実業家」には次の意味があります。
・商業・工業・金融業など、経済的事業を営む人。(出典:デジタル大辞泉)
「実業家」という言葉を分かりやすく言うと「会社の経営者」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この社会ではむしろ名の売れた人間というのは政治家や実業家でしたな。
(出典:筒井康隆,横尾忠則『美藝公』)
・その際、実業家はそれまで電話では触れなかったことを組幹部に聞いた。
(出典:吾妻博勝『新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街』)
・そういう実業家もひとりぐらいはあってもいいという考え方はできる。
(出典:井上靖『星と祭上』)
・太陽が無事に東から出て、無事に西へ入るのも全く実業家の御蔭である。
(出典:夏目漱石『吾輩は猫である』)
・実業家は商売上の必要から都心のホテルに常に二部屋を確保している。
(出典:筒井康隆『(「七瀬」三部作 2) 七瀬ふたたび』)
類語
・事業家(じぎょうか)
意味:事業を企て、これを経営する人。また、事業の経営に巧みな人。(出典:デジタル大辞泉)
・ビジネスマン
意味:事業を営む人。実業家。(出典:デジタル大辞泉)
・事業者(じぎょうしゃ)
意味:営利などの目的をもって事業を営む者。(出典:デジタル大辞泉)
・企業家(きぎょうか)
意味:企業をおこしたり、企業の経営に取り組んだりする人。企業者。(出典:デジタル大辞泉)
・経営者(けいえいしゃ)
意味:企業を経営する人。経営方針や経営計画を決め、基本的・全般的管理を担当する。広義には、経営管理者の総称。(出典:デジタル大辞泉)