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堂に入るとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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堂に入る

「堂に入った技を振る舞う」などのように使う「堂に入る」という言葉。

「堂に入る」は、訓読みで「どうにはいる」と読みます。

「堂に入る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「堂に入る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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堂に入るの意味

「堂に入る」には次の意味があります。

学問・技芸、その他修練を必要とする事柄について、よく身についてその深奥に達している。転じて、すっかりなれて身につく。(出典:精選版 日本国語大辞典)

『論語』の「堂に升(のぼ)り室に入らず」が由来となる言葉です。これ自体は学問や技芸などが中途半端なことを意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そして彼女の芸はますます堂に入るであろうということを。
(出典:長谷川時雨『豊竹呂昇』)

・一、俳句を学んで堂に入る者は意匠と言語と並び達せんことこそ最も願はしけれ。
(出典:正岡子規『俳諧大要』)

・余のこの堂に入るや、まさしく読経最中にして、僧侶十七人列座して読経す。
(出典:井上円了『南半球五万哩』)

・伊豆せんは、儀山さんが堂に入る後ろ姿を見たし、そのあとすぐに自分も堂に入ったって。
(出典:田中啓文『私立伝奇学園高等学校民俗学研究会その3 天岩屋戸の研究』)

堂に入るものゝ心目は先づこれがために奪はるゝなり。
(出典:森鴎外『即興詩人』)

類語

様になる(さまになる)
意味:何かをする様子や、できあがったさまなどが、それにふさわしいかっこうになる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

板につく(いたにつく)
意味:経験を積んで、動作や態度が地位・職業などにしっくり合う。(出典:デジタル大辞泉)

熟達(じゅくたつ)
意味: 熟練して上達すること。なれて、上手になること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

熟れる(こなれる)
意味: 物事に熟練する。無理なく思いのままに運用できるようになる。(出典:デジタル大辞泉)

非の打ち所がない(ひのうちどころがない)
意味:非難すべきところがない。完全である。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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