仲違い
「親と仲違いする」などのように使う「仲違い」という言葉。
「仲違い」は、訓読みで「なかたがい」と読みます。
「仲違い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「仲違い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
仲違いの意味
「仲違い」には次の意味があります。
・仲が悪くなること。なかたがえ。(出典:デジタル大辞泉)
「親と仲違いする」で、「親との仲が悪くなる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こんなに仲違いしたままではもう生きておれないと彼は言った。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・向こうが気づいてもいないものを仲違いとは呼ぶまい。
(出典:村山由佳『星々の舟』)
・ウィルのことを悪く思わせて、仲違いさせようとしているのだろうか。
(出典:クーパー『(闇の戦い3)灰色の王』)
・殆ど仲違いもせずに、三人で仲好く遊びつづけていられた。
(出典:堀辰雄『幼年時代』)
・可愛い娘達を私が彼女達の夫と仲違いすることで悩ませたくないんだ。
(出典:バルザック・オノレ・ド『ゴリオ爺さん』)
類語
・不仲(ふなか)
意味:仲のよくないこと。互いに気のあわないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・反目(はんもく)
意味:互いににらみ合いの状態にあること。仲が悪いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・犬猿の仲(けんえんのなか)
意味:犬と猿のように、互いにいがみあう関係。仲の悪いことのたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)
・擦れ擦れ(すれすれ)
意味:人がいがみ合うさま。(出典:デジタル大辞泉)
・確執(かくしつ)
意味:双方の間が不和になること。争い。もめごと。(出典:精選版 日本国語大辞典)