スポンサーリンク

小町とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

小町

「卒都婆小町(そとばこまち)」などのように使う「小町」という言葉。

「小町」は、訓読みで「こまち」と読みます。

「小町」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「小町」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

小町の意味

「小町」には次の意味があります。

きわめて美しい娘。美人。美女。小町娘。ふつう、その時代やその土地の名の下に付けて、それを代表する美人とする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

 平安時代の女流歌人小野小町(おののこまち)が語源となっており、大変な美人であったと伝わっていることから、主に10~20代女性の美人の形容として使用されます。
「○○小町」と小町に言葉を付け加えて愛称とすることが多いです。
また「こまち」という音のかわいらしさから、製品や商品の名前としても使用されることがあります。
小野小町に関して諸説多く、能や浄瑠璃、謡曲や小説など数多くつくられています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・何でも女房は、南部小町って呼ばれたほどの別嬪だったらしい。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 上』)

・王子のふたり小町といえば、だれひとりしらぬものもないくらいだ。
(出典:横溝正史『人形佐七捕物帳 17』)

・もっとも、いまの娘、小町なんていわれて単純によろこんではいられないよ。
(出典:西沢爽『雑学猥学』)

・若い頃の思い人であった深草少将の霊が小町にのりうつってきたのである。
(出典:唐木順三『無用者の系譜』)

・この男がやがて矢の倉小町と言はれた、娘のお菊と祝言するのでせう。
(出典:野村胡堂『銭形平次捕物控』)

スポンサーリンク

類語

別嬪べっぴん
意味:美しい女性。(出典:デジタル大辞泉)

解語の花かいごのはな
意味:《玄宗皇帝が楊貴妃をさして言ったという、「開元天宝遺事」の故事から。言葉のわかる花の意》美人のこと。(出典:デジタル大辞泉)

マドンナ
意味:多くの男性のあこがれの対象となる女性。(出典:デジタル大辞泉)

尤物ゆうぶつ
意味:すぐれて美しい女性。(出典:精選版 日本国語大辞典)

シャン
意味:顔だちの美しいこと、また、美人をいう俗語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

タイトルとURLをコピーしました