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トロイメライとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

トロイメライ

「トロイメライを弾く」などのように使う「トロイメライ」という言葉。

「トロイメライ」は、ドイツ語で「Träumerei」と書きます。

「トロイメライ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「トロイメライ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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トロイメライの意味

「トロイメライ」には次の意味があります。

ドイツの作曲家シューマンの13曲からなるピアノ曲集『子供の情景』Kinderscenen(作品15。1838)の第七曲。「夢」を意味する題名をもつこの小品は、美しく親しみやすい旋律のゆえに曲集のなかでもとりわけ有名となり、他の楽器のために編曲して演奏されることも多い。しかし、素朴な外見にもかかわらず、不規則な拍節法など、ドイツ・ロマン派の性格小品に特有の複雑な書法もみられ、高度な内容をもった音楽となっている。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

もともとは「夢」、「夢想」を意味する言葉です。
寝ているときに見る夢、将来の夢、すべてトロイメライという言葉で表されます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私もつい飲みすぎて誰かがもち出してきたヴァイオリンでトロイメライなどを弾いてしまった。
(出典:森瑤子『恋愛論』)

・ラカンパネラもエアもトロイメライも作戦係とかイイながら何もしてないじゃないか。
(出典:宮谷シュンジ『絶望の世界 2希望の世界』)

・そしてトロイメライを無意識に弾くような気持ちで、床頭台の上を手が動き出した時、私はまたしてもこの手が自分では制御しがたい罪を犯して行くのではないかとゾッと致しました。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)

・美しい「トロイメライ」を作曲したシューマンは後に分裂病となって入院し、見舞ったクララ・シューマンに、近頃よい曲が浮んだよ、と「トロイメライ」の一節を聞かせて夫人の涙をさそうシーンがかつての映画にあった。
(出典:中村希明『犯罪の心理学』)

・これはいずれも英国の有名な某会社製のものであって、曲目は「ホーム・スイートホーム」とか「英国々歌」とか「トロイメライ」とかいう通俗なものばかりであった。
(出典:海野十三『暗号音盤事件』)

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類語

夢(ゆめ)
意味:睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。(出典:デジタル大辞泉)

夢想(むそう)
意味:夢の中でおもうこと。また、夢に見ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

白昼夢(はくちゅうむ)
意味:日中、目を覚ましたままで空想や想像を夢のように映像として見ていること。また、そのような非現実的な幻想にふけること。(出典:デジタル大辞泉)

夢見心地(ゆめみごこち)
意味:夢を見ているようなうっとりとした心持。ぼんやりとしている状態(出典:精選版 日本国語大辞典)

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