更年期
「更年期障害」などのように使う「更年期」という言葉。
「更年期」は、音読みで「こうねんき」と読みます。
「更年期」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「更年期」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
更年期の意味
「更年期」には次の意味があります。
・月経閉止の前後1〜3年を一般にいう。(出典:栄養・生化学事典)
女性が閉経して体内のホルモンバランスが変調を来す、約8~10年間を言います。
近年では男性でも概ね50~55歳頃で、ホルモンバランスの変化による自律神経失調を来すことがあり、この場合も男性更年期と認識されることがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・三十八だから、更年期にはまだ間があるようだ。
(出典:吉行理恵『小さな貴婦人』)
・更年期の親の精神もまた不安定に揺れ動いているのである。
(出典:曾野綾子『太郎物語』)
・あ、でもこれはただ子供っぽいだけで、更年期とは関係ないか。
(出典:柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』)
・更年期をすぎた女のヒステリーは、それこそ筆舌につくしがたいものがありますからね。
(出典:高木彬光『わが一高時代の犯罪』)
・しかし、更年期の妻の癌を本気で案じているわけでもなかった。
(出典:阿川弘之『末の末っ子』)
類語
・閉経期(へいけいき)
意味:月経が閉止する年齢期。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・青年期(せいねんき)
意味:成熟に至る前段階。30代前半ぐらいまでをいうことも多い。(出典:日本大百科全書)
・反抗期(はんこうき)
意味:精神発達の過程で、著しく反抗的態度を示す時期。(出典:デジタル大辞泉)
・壮年期(そうねんき)
意味:20~25歳頃から 60~65歳頃までをさすことが多い。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・老年期(ろうねんき)
意味:年をとって、精神的、身体的に環境の変化に対する適応能力が減退する時期。(出典:デジタル大辞泉)