新陳代謝
「新陳代謝によって皮膚が剥がれる」などのように使う「新陳代謝」という言葉。
「新陳代謝」は、音読みで「しんちんたいしゃ」と読みます。
「新陳代謝」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「新陳代謝」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
新陳代謝の意味
「新陳代謝」には次の意味があります。
・古いものが次第になくなって、新しいものがそれと入れ代わること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
特に、生体内で必要な生活物質が摂取され、不用物は排泄される作用を指します。これを物質代謝とも言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だから、こう云う偶像にもまた常に新陳代謝や生存競争が行われている。
(出典:夏目漱石『それから』)
・それ自体が自己増殖能力を持ち、新陳代謝を行うのも生物と同じです。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(下)』)
・人間に限らず、生物の体内では刻一刻と新陳代謝が行なわれていますよね。
(出典:有栖川有栖『海のある奈良に死す』)
・ただしそれが、患者の新陳代謝の働きを阻害しないかどうかはわかりません。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『ティーターン』)
・蒸し暑さによる激しい新陳代謝も、俺から体力を奪っているに違いない。
(出典:曽根圭介『鼻』)
類語
・世代交代(せだいこうたい)
意味:年をとった人が退き、若い人が活躍の中心になること。(出典:デジタル大辞泉)
・交換(こうかん)
意味:取りかえること。また、互いにやり取りすること。(出典:デジタル大辞泉)
・メタボリズム(metabolism)
意味:生物学で、物質代謝をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・同化(どうか)
意味:生物が外界から摂取した物質を、特定の化学変化を経て、自己の成分あるいは有用な物質に合成する反応。植物の光合成など。(出典:デジタル大辞泉)
・後継(こうけい)
意味:前任者や師・先輩などから、事業・学問・地位などを引き継ぐこと。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)