激化
「競合激化」などのように使う「激化」という言葉。
「激化」は、音読みで「げきか」と読みます。
「激化」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「激化」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
激化の意味
「激化」には次の意味があります。
・以前よりもはげしくなること。(出典:デジタル大辞泉)
「激化」は物事の程度や状態がさらに激しくなる際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・最大の矛盾は、植民地戦争と帝国主義戦争の収拾のつかない激化である。
(出典:竹田青嗣『ニーチェ入門』)
・ファウスリーゼへの攻撃が激化したのは、ここ数十年のことだった。
(出典:水戸泉『ヴァンパイア・プリンセス』)
・理由には勿論階級闘争の激化につれて加わる運動の非常な困難さがあげられた。
(出典:宮本百合子『文芸時評』)
・政局の不安や、戦況の激化で世情が緊張してくると、ますます大変だった。
(出典:近藤紘一『サイゴンのいちばん長い日』)
・販売競争の激化と共に招待旅行は年々デラックス化する傾向にあった。
(出典:森村誠一『大都会』)
類語
・活発化(かっぱつか)
意味:勢いを増して活動的になること、活発になることを意味する表現。(出典:実用日本語表現辞典)
・増幅(ぞうふく)
意味:物事の程度や範囲を大きくすること。(出典:デジタル大辞泉)
・熾烈(しれつ)
意味:勢いが盛んで激しいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・過熱(かねつ)
意味:度を超した状態になること。(出典:デジタル大辞泉)
・激烈(げきれつ)
意味:きわめてはげしいこと。(出典:デジタル大辞泉)