美麗
「美麗なイラスト」などのように使う「美麗」という言葉。
「美麗」は、音読みで「びれい」と読みます。
「美麗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「美麗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
美麗の意味
「美麗」には次の意味があります。
・美しくあでやかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
つまり、「美麗」とは「美しく、麗しいこと」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただ重要なことは、自らが自らを美麗であると思うているかどうかだ。
(出典:酒見賢一『後宮小説』)
・また花は美麗な色をしているのでそれが目標にもなるでしょう。
(出典:牧野富太郎『植物記』)
・王女はいつもの山賊の少年のような格好ではなく、美麗な男装だった。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第6巻 「獅子の胎動」』)
・それ等の意匠の典雅と美麗とは、即席の写生図で示すことは不可能である。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・それが、彼の線薄い美麗の容貌に、刃のような薄笑いを結ばせる。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第1巻』)
類語
・麗しい(うるわしい)
意味:形・色・容姿などが、目に快く映るさま。うつくしい。(出典:デジタル大辞泉)
・豊麗(ほうれい)
意味:豊かで美しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・佳麗(かれい)
意味:整っていて美しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・秀麗(しゅうれい)
意味:他のものより一段とりっぱで美しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・流麗(りゅうれい)
意味:なめらかでうるわしいこと。詩・文などがよどみなく美しいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)