上昇
「機体が上昇する」などのように使う「上昇」という言葉。
「上昇」は、音読みで「じょうしょう」と読みます。
「上昇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「上昇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
上昇の意味
「上昇」には次の意味があります。
・より高い位置、高い程度に向かってゆくこと。上がってゆくこと。(出典:デジタル大辞泉)
より上方に昇っていく、上がっていくことを意味します。
物体があがっていくことだけではなく、株価や成績や気分など、様々なものがあがっていくことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・暑さは限界を超えるほどにまで上昇していた。
(出典:E・R・バローズ『創元版/ペルシダー・シリーズ(全7巻) 1 地底の世界ペルシダー』)
・エレベーターの上昇とともに、大阪の街がグングン下の方へ沈んで行く。
(出典:江戸川乱歩『黒蜥蜴』)
・ということは年々ユーザーの年齢が上昇することを意味する。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
・希望に燃え、上昇志向があり、自分だけが大変だと思っている。
(出典:山本文緒『眠れるラプンツェル』)
・惑星数個分も離れたところで、霧が上昇しながらドームをつくっている。
(出典:ラリイ・ニーヴン『リングワールド・シリーズ(全4巻) 4 リングワールドの子供たち』)
類語
・上る(のぼる)
意味:他より一段と高い所へ移り進む。(出典:デジタル大辞泉)
・上がる(あがる)
意味:そのものの全体または部分の位置が低い所から高い方へ動く。(出典:デジタル大辞泉)
・上り詰める(のぼりつめる)
意味:のぼれるだけのぼる。登っていっていちばん上まで達する。(出典:デジタル大辞泉)
・駆け上がる(かけあがる)
意味:走って上がる。かけのぼる。(出典:デジタル大辞泉)
・這い上がる(はいあがる)
意味:はって上がる。はうようにして上にあがる。(出典:デジタル大辞泉)