特化
「探査に特化した戦艦」などのように使う「特化」という言葉。
「特化」は、音読みで「とっか」と読みます。
「特化」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「特化」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
特化の意味
「特化」には次の意味があります。
・ある特定の部分に重点を置くこと。業務内容を限定し、専門化すること。(出典:デジタル大辞泉)
特定の方向・部分の能力や業務を専門として限定的に一部だけ高い機能を有することを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この処理速度は、予選で使った特化型と比べても、ほとんど遜色が無い。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 4 九校戦編 <下>』)
・あるひとつの小さな部門の専門家として特化していく日々が誰にとってもの生活となる。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)
・この船のどこかにいる電子戦特化型から彼等の命令者がいるであろう場所が通報されたのである。
(出典:神野オキナ『あそびにいくヨ!第2巻』)
・これは特化型CADに使用されている照準補助装置を六十個つないだものだ。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
・現場においてもテーマは同一だから、画一は現場という特化の場においてさらに強化されていく。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)
類語
・特殊(とくしゅ)
意味:機能・用途・目的などが限られること。専門・専用であること。また、そのさま。特別。「(出典:デジタル大辞泉)
・ガラパゴス化
意味:(ガラパゴス諸島の生物進化のように)周囲とは懸け離れた、独自の進化をすること。特に、IT技術やインフラ、サービスなどが国際規格とは違う方向で発達すること。日本の携帯電話など、高度で多機能であるが特殊化されていて世界市場では売りにくいものについていう。(出典:デジタル大辞泉)