恩返し
「恩返しにプレゼントを用意した」などのように使う「恩返し」という言葉。
「恩返し」は、訓読みで「おんがえし」と読みます。
「恩返し」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「恩返し」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
恩返しの意味
「恩返し」には次の意味があります。
・受けた恩に報いること。報恩。(出典:デジタル大辞泉)
「恩返し」をわかりやすく言うと「してもらった恩に対してお返しをすること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こんどはその恩がえしで、春木君が牛丸君を探しにいくというわけだね。
(出典:海野十三『少年探偵長』)
・もし恩返ししてくれる気持ちがあるなら、別の誰かに返してちょうだい。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 3 いばらの森』)
・同僚の男性に対しても、恩返しの出来る機会はきっとあるでしょう。
(出典:沖藤典子『女が会社へ行きたくない朝』)
・そういうわけで、ご恩返しをしようにも、することができないんです。
(出典:古今亭志ん生『なめくじ艦隊 ―志ん生半生記』)
・夢を実現させることが、世話になったホンダに対する恩返しになると思った。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
類語
・報恩(ほうおん)
意味:恩に報いること。恩がえし。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・報いる(むくいる)
意味:受けた事に対して、それに見合う行為を相手に行う。むくう。(出典:デジタル大辞泉)
・返礼(へんれい)
意味:他から受けた礼に対して返し報いること。また、そのための行為や贈物など。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・謝礼(しゃれい)
意味:感謝の気持ちを表すための言葉や金品。また、その金品を贈ること。(出典:デジタル大辞泉)
・報礼(ほうれい)
意味:恩にむくいること。謝礼をすること。また、その金品。(出典:精選版 日本国語大辞典)