意気揚々
「意気揚々と出発した」などのように使う「意気揚々」という言葉。
「意気揚々」は、音読みで「いきようよう」と読みます。
「意気揚々」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「意気揚々」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
意気揚々の意味
「意気揚々」には次の意味があります。
・得意なさま。(出典:デジタル大辞泉)
「意気揚々」をわかりやすくいうと「誇らしげで威勢がよく得意そうなさま」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・鬼の首でも取って来たみたいに、僕は意気揚々と家へ帰った。
(出典:太宰治『正義と微笑』)
・それから数時間の後、午前十時という約束かっきりに、例のゴリラが意気揚々と乗り込んできた。
(出典:江戸川乱歩『恐怖王』)
・二人は意気揚々と本庁へ引き上げていったことだろう。
(出典:海野十三『疑問の金塊』)
・「これからあれへ、あれからこれへ!」を声高らかに歌いながら意気揚々と月明の丘を降って行った。
(出典:牧野信一『吊籠と月光と』)
・夫は「意気揚々」としていて、すごく得意な様子でした。
(出典:司馬遷『史記』)
類語
・得意満面(とくいまんめん)
意味:得意そうな気持が顔じゅうに満ちあふれること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・自信満々(じしんまんまん)
意味:自分の能力が優れている、または、自分が下した判断が正しい、といった自身に満ちていること。(出典:デジタル大辞泉)
・意気軒昂(いきけんこう)
意味:意気込みが盛んで、元気いっぱいなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・意気衝天(いきしょうてん)
意味:意気込みが天を衝くほど、激しく盛んなこと。(出典:デジタル大辞泉)
・意気盛ん(いきさかん)
意味:何かを成そうという気持ちで活気づいているさま。積極的な心持ちになっているさま。(出典:デジタル大辞泉)