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一味同心とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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一味同心

「一味同心の関係」などのように使う「一味同心」という言葉。

「一味同心」は、音読みで「いちみどうしん」と読みます。

「一味同心」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「一味同心」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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一味同心の意味

「一味同心」には次の意味があります。

心を一つにして力を合わせること。また、その人々。(出典:デジタル大辞泉)

「一味同心」をわかりやすく言うと、「共通の目的をもって心を一体化すること。またその仲間」のことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この初老の僧のために久秀は数年前から数々の便宜をはかり、今ではすっかり一味同心の間柄になっていた。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』)

・座のアイデンティティ、一味同心の茶三昧が楽しまれたように、有識人士の本格的な連歌では一緒に歌をつくりあげるプロセスとしての饗宴とともに、座をつくることに熱中したのです。
(出典:李御寧『「縮み」志向の日本人』)

・浅野大学の処置が決まり、大石内蔵助が覚悟を定めて上方を発足するときまでには、夏には「一味同心の者都合百二十人余り」もいた連盟者は、大石の「手を離れ申し候もの六十余人これ有り候」と『江赤見聞記』巻四は伝えている。
(出典:野口武彦『忠臣蔵 ― 赤穂事件・史実の肉声』)

・相伴って、館の奥にはいり、ここで中国の一味同心の輩と会った。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)

・前嗣の祖父尚通が娘を足利義晴に嫁がせて以来、近衛家と将軍家は一味同心の関係をつづけてきた。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』)

類語

一体化(いったいか)
意味:別々のものが一つになること。別種のものを一つに融合させること。(出典:デジタル大辞泉)

一心同体(いっしんどうたい)
意味:二人以上の人が心を一つにして行動すること。(出典:デジタル大辞泉)

団結(だんけつ)
意味:多くの人が共通の目的のために一つにまとまること。(出典:デジタル大辞泉)

大同(だいどう)
意味:一つの目的のために多くの者が一つにまとまること。(出典:デジタル大辞泉)

結束(けっそく)
意味:志を同じくする者が団結すること。(出典:デジタル大辞泉)

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