睨め付ける
「斜め下からじっとりと睨め付ける」などのように使う「睨め付ける」という言葉。
「睨め付ける」は、訓読みで「ねめつける」と読みます。
「睨め付ける」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「睨め付ける」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
睨め付けるの意味
「睨め付ける」には次の意味があります。
・ にらみつける。(出典:デジタル大辞泉)
「にらむ」よりも強い意味があるのが「にらみつける」。
「にらみつける」の古い言い方が「ねめつける」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・口をへの字に結んだ大口屋が、伊勢屋を睨め付けるようにして戻ってきたからだ。
(出典:山本一力『損料屋喜八郎始末控え』)
・度会さんは萎んだように眼球周囲に皺を寄せ、睨め付つけるような視線になる。
(出典:入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2 善意の指針は悪意』)
・髪の間に開いた無数の目が、やがて一点を睨め付ける。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第15巻』)
・睨め付けるような視線を体のあちこちに感じて、おまえは足を速める。
(出典:重松清『疾走(上)』)
・冷たい笑顔で、おまえをじっと、睨め付けるように見つめる。
(出典:重松清『疾走(下)』)
類語
・睨む(にらむ)
意味:目をいからしてじっと見る(出典:デジタル大辞泉)
・睨み付ける(にらみつける)
意味:激しくにらむ。(出典:デジタル大辞泉)
・睨み合う(にらみあう)
意味:互いに相手をにらむ。(出典:デジタル大辞泉)
・睥睨(へいげい)
意味:横目でじろりとにらみつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・睨み返す(にらみかえす)
意味:相手からにらまれた際に、こちらからもにらみつける。(出典:デジタル大辞泉)