瓦礫
「瓦礫と化す」などのように使う「瓦礫」という言葉。
「瓦礫」は、音読みで「がれき」と読みます。
「瓦礫」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「瓦礫」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
瓦礫の意味
「瓦礫」には次の意味があります。
・瓦や小石。価値のないもの。(出典:普及版 字通)
「瓦礫に覆われる」で「瓦や小石などに覆われる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私は誰にも会わなかったが、瓦礫の中から私を見ている眼を感じていた。
(出典:カヴァン『氷』)
・その度に天井から無数の瓦礫が落ちる音がし、確実に明りが落ちていく。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・木立に包まれたこの瓦礫の街で自分たちはいったい何をしているのだろう。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語2 蛇神の女王』)
・たった一つの違いは、取り壊された瓦礫が山と積まれていたことである。
(出典:本田靖春『誘拐』)
・破壊された民政府の瓦礫に降り注ぐと、かつての真紅の宮殿が復活した。
(出典:池上永一『レキオス』)
類語
・残骸(ざんがい)
意味:使用できないほど破壊されて残っているもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・灰燼(かいじん)
意味:灰や燃え殻。建物などが燃えて跡形もないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・廃品(はいひん)
意味:役にたたなくなった物品。不用となった品物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・風塵(ふうじん)
意味:風や塵。また、風に吹かれて舞い立つ塵。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・砂塵(さじん)
意味:すなぼこり。すなけむり。(出典:デジタル大辞泉)