営利
「非営利団体を運営する」などのように使う「営利」という言葉。
「営利」は、音読みで「えいり」と読みます。
「営利」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「営利」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
営利の意味
「営利」には次の意味があります。
・財産上・金銭上の利益を得る目的をもって事を行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「営利」とはつまり、「収入や財産で利益を得るために、活動をすること」という意です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これらは単純に営利競争の問題ですから、言わせておけばいいでしょう。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 3 スパーティング・クリムゾン』)
・営利ジャーナリズムとして存在しつつ、作品発表の場面も確保してゆく。
(出典:宮本百合子『一九四六年の文壇』)
・学術雑誌は営利を目的としないために用紙面でつねに困難に面している。
(出典:宮本百合子『今日の日本の文化問題』)
・営利出版と作家自身の出版と国家による出版といずれをとるか。
(出典:宮本百合子『作家への新風』)
・安いとなるとそれを労働力として営利に使おうと考えるのが必ず出てくる。
(出典:赤瀬川原平『老人力 全一冊』)
類語
・我利(がり)
意味:自分だけの利益。また、自分の利益だけを考えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・受益(じゅえき)
意味:利益を受けること。(出典:デジタル大辞泉)
・丸儲け(まるもうけ)
意味:元手がかからず、収入のすべてが、自分のもうけになること。丸得。(出典:デジタル大辞泉)
・甘い汁を吸う(あまいしるをすう)
意味:他人を利用して、自分は苦労せずに利益を得る。(出典:デジタル大辞泉)
・私腹を肥やす(しふくをこやす)
意味:公の地位や立場を利用して、自分の財産を殖やす。(出典:デジタル大辞泉)