エンゲージリング
「ダイヤのエンゲージリング」などのように使う「エンゲージリング」という言葉。
英語では「engage ring」と表記します。
「エンゲージリング」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エンゲージリング」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
エンゲージリングの意味
「エンゲージリング」には次の意味があります。
・婚約指輪。婚約の際,男性からその婚約者に贈られる。ダイヤモンド1個入りのもので,左手第4指にはめるのが習慣である。(出典:百科事典マイペディア)
古代ローマの風習が元になったものです。古代ローマでは、約束を果たすことを誓約するしるしでした。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして、エンゲージリングではなく、二人は厚い旧新約聖書を交換した。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)
・冷やかしだけでエンゲージリングをいくつも手に取る客は少ない。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・なぜなら、それはエンゲージリングでもマリッジリングでもないのですから。
(出典:梅田みか『愛人の掟3』)
・すごいエンゲージリングしていてね、あんな大きなダイヤ、見たことないわ。
(出典:林真理子『ロストワールド』)
・自殺したはずの匠が、恋人にエンゲージリングを用意する。
(出典:神永学『コンダクター』)
類語
・マリッジリング
意味:結婚のしるしとして新郎新婦が取り交わす指輪。左の薬指にはめることが多い。(出典:デジタル大辞泉)
・婚約(こんやく)
意味:結婚の約束。当事者間の合意により成立。(出典:百科事典マイペディア)
・契る(ちぎる)
意味:夫婦の約束を結ぶ。(出典:デジタル大辞泉)
・許嫁(いいなずけ)
意味:幼少時に家と家とで将来の結婚を約束した間柄,特にその女性のこと(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・偕老同穴(かいろうどうけつ)
意味:生きてはともに老い、死んでは同じ穴に葬られること。夫婦が、最後まで連れそいとげること。夫婦の契りのかたいことのたとえ。(出典:四字熟語を知る辞典)