懐疑的
「必要以上に懐疑的になる」などのように使う「懐疑的」という言葉。
「懐疑的」は、音読みで「かいぎてき」と読みます。
「懐疑的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「懐疑的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
懐疑的の意味
「懐疑的」には次の意味があります。
・ある事柄に対して疑う傾向にあるさま。また、疑いをもって物事に接する傾きのあるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「懐疑」は「疑いを持つこと」、「的」は「そのような様子」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・職業柄、気になったことには必要以上に懐疑的になってしまうのです。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第2巻』)
・いささか懐疑的になり過ぎているというところだろうか?
(出典:眉村卓『不定期エスパー5』)
・周囲は実のところ、けっこう君に対して懐疑的だったことがある。
(出典:森博嗣『四季 1 春』)
・だが女という物は実利的な動物であり、男に対して懐疑的です。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 二重人間スポック!』)
・竜太はあらぬ疑いをかけられてから、すべてに懐疑的になっていた。
(出典:三浦綾子『銃口』)
類語
・疑う(うたがう)
意味:本当かどうか怪しいと思う。不審に思う。うたぐる。(出典:デジタル大辞泉)
・不安(ふあん)
意味:安心できないこと。気がかりで落ち着かないこと。また、そのさま。心配。不安心。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・危ぶむ(あやぶむ)
意味:事の成り行きが、悪い結果になるのではないかと不安に思う。あぶないと思う。(出典:デジタル大辞泉)
・半信半疑(はんしんはんぎ)
意味:信じられそうでもあるが、疑わしく思う気持ちもあって、どちらとも心の決まらない状態。(出典:デジタル大辞泉)
・訝げ(いぶかしげ)
意味:疑わしく思うさま。不審そう。(出典:精選版 日本国語大辞典)