新築
「新築一戸建て」などのように使う「新築」という言葉。
「新築」は、音読みで「しんちく」と読みます。
「新築」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「新築」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
新築の意味
「新築」には次の意味があります。
・新しく建物を建てること。また、その建物。(出典:デジタル大辞泉)
誰かが住んだことがある建物を「中古」、新しくいちから建て、まだ誰も住んだことのない建物を「新築」と言います。
不動産の分野でよく見かける言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こちらで新築はしないつもりでも、現在の土蔵の住居に関係があるのだ。
(出典:豊島与志雄『蔵の二階』)
・新築の広告ばかり眺めてきた私には、それだけでも大きなヒントだった。
(出典:岸本葉子『マンション買って部屋づくり』)
・あまり高い塔ではなかったが、すぐその向うには新築の校舎があった。
(出典:ロレンス/飯島淳秀訳『チャタレイ夫人の恋人』)
・しかし彼が初めてそこへ行ったのは新築後まだ間もないうちであった。
(出典:夏目漱石『道草』)
・前年の新築に次ぐ増築と、収入のよさがそのまま生活にあらわれていた。
(出典:大塚公子『死刑囚の最後の瞬間』)
類語
・御新造(ごしんぞう)
意味:新しく作ること、また、そのものを敬っていう語。船にいうことが多く、その場合には「御新艘」と書くことがある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・建造(けんぞう)
意味:あらたにつくりたてること。建物や船、組織などをつくること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・建築(けんちく)
意味:家屋などの建物を、土台からつくり上げること。また、その建物やその技術・技法。(出典:デジタル大辞泉)
・営造(えいぞう)
意味:建造物や施設をつくること。多く、大規模で公的な造営についていう。(出典:デジタル大辞泉)
・建立(けんりつ)
意味:築き上げること。打ち立てること。こんりゅう。(出典:デジタル大辞泉)