彗星とは？意味や使い方・例文をわかりやすく解説

彗星

「彗星のように現れる」などのように使う「彗星」という言葉。

「彗星」は、音読みで「すいせい」と読みます。

「彗星」とは、どのような意味の言葉でしょうか？

この記事では「彗星」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

「彗星」には次の意味があります。

・ほとんどガス体（気体）からなる、太陽系の小天体。細長い楕円軌道を描き、昔はその出現が凶兆として恐れられた。（出典：デジタル大辞泉）

彗星のその様子から、その世界で急に注目されだした有能な新人などのたとえを表すこともあります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

・彗星すいせいの出現を見れば、天自身も名俳優を必要としてるのだと思えてくる。
（出典：ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』）

・このぶんでは肉眼で見えるほどの彗星にはならないだろうと予想された。
（出典：野尻抱介『ふわふわの泉』）

・まるで彗星接近時の年代物を一口含んだばかりのワイン通のようだ。
（出典：三上於菟吉『株式仲買人』）

・それはまるで一つ、また一つと、天あまがける彗星すいせいが戦っているようだった。
（出典：ユゴー／榊原晃三訳『九十三年』）

・それは衝突コースにある小惑星や彗星を排除するものでしかなかった。
（出典：野尻抱介『太陽の簒奪者 (ハヤカワ文庫)』）

・手に入れたこの彗星を使って、太陽へ遊覧旅行をしようと考えたのだ。
（出典：ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』）

・最初それは、夕食前に追い越した彗星すいせいの核が分裂ぶんれつしたのかと思われた。
（出典：野尻抱介『クレギオン 3 アンクスの海賊』）

・私たちの眼前に彗星すいせいのように現れたような印象もその曲折のためであろう。
（出典：色川武大『なつかしい芸人たち』）