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慚愧とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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慚愧

「慚愧の念に歪む表情」などのように使う「慚愧」という言葉。

「慚愧」は、音読みで「ざんき」と読みます。

「慚愧」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「慚愧」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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慚愧の意味

「慚愧」には次の意味があります。

いろいろと自分のことを反省して心からはずかしく思うこと。恥じ入ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「慚愧」はもともと仏教用語です。
「慚」は「自ら恥じ入ること」、「愧」は「人に向けてそれを表すこと」を意味します。
また、「慚」は漢字検定対象外の字です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・痛烈な慚愧の念と恥ずかしさで、僕は顔があげられない思いだった。
(出典:MASKMAN『ボヘミアンガラス・ストリート』)

・われわれ国民としては慚愧にたえないが、とにかく日本の解放は外から来た。
(出典:中野好夫/安野光雅編『悪人礼賛 ―中野好夫エッセイ集』)

・こんなことを考えたら、彼は慚愧の念に耐えられなくなったであろう。
(出典:ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』)

・むしろ彼はこれを慚愧に堪えぬことと考えたに相違ない。
(出典:三木清『親鸞』)

・増刷という字を見る度に、私はこの時のことを思って、慚愧に耐えない。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)

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類語

悔恨(かいこん)
意味:あやまちを後悔し残念がること。くやみ、うらむこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

悔悟(かいご)
意味:自分のとった態度やしたことを、まちがっていた、悪かったと自覚すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

自責(じせき)
意味:自分で自身のあやまちを責めとがめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

汗顔(かんがん)
意味:顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること。非常に恥ずかしく思うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

含羞(がんしゅう)
意味:恥ずかしがること。はにかむこと。はにかみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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