威圧
「威圧的な態度をとる」などのように使う「威圧」という言葉。
「威圧」は、音読みで「いあつ」と読みます。
「威圧」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「威圧」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
威圧の意味
「威圧」には次の意味があります。
・威光や威力で、相手をおさえつけること。(出典:デジタル大辞泉)
「威圧」とはつまり、「とても強い力や勢いで、相手を従わせること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・偉そうにしているつもりはないのだが、周囲の者は威圧を感じてしまう。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)
・それでもこの威圧感は、ただ王であるというその冠のせいなのだろうか。
(出典:紅玉いづき『ミミズクと夜の王』)
・彼はその威圧を意識すると、全身の力をもって反発せねばならぬと思った。
(出典:菊池寛『青木の出京』)
・威圧するように椅子の背に腕をかけて、アナの顔を見降ろしていました。
(出典:久美沙織『小説版MOTHER1』)
・威圧は戦いを未然に回避しようとする相手の弱さに訴えるものだからだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 6 罪滅ぼし編』)
類語
・抑圧(よくあつ)
意味:抑制し圧迫すること。むりやりおさえつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・弾圧(だんあつ)
意味:おさえつけること。特に、支配者が権力を行使して反対勢力の活動を抑圧すること。(出典:デジタル大辞泉)
・プレッシャー
意味:圧力。特に、精神的圧迫。(出典:デジタル大辞泉)
・暴圧(ぼうあつ)
意味:ひどく圧迫すること。暴力などで、押さえつけること。人の行動などを、あらあらしく押さえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・圧殺(あっさつ)
意味:押しつけて、殺すこと。また、むりやりに相手の意志、意見などを押さえつけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)