落胆
「落胆する」などのように使う「落胆」という言葉。
「落胆」は、音読みで「らくたん」と読みます。
「落胆」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「落胆」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
落胆の意味
「落胆」には次の意味があります。
・期待や希望どおりにならずがっかりすること。(出典:デジタル大辞泉)
「胆」には「気持ち」や「こころ」といった意味があります。
「落胆」をわかりやすく言うと「気持ちが落ち込む」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分の方へは視線が向けられなかったことに、加部谷は僅かに落胆した。
(出典:森博嗣 『G 2 θは遊んでくれたよ』)
・戚継光は落胆したが、見るとひとりだけ紅旗の下に立っている男がいる。
(出典:田中芳樹 『七都市物語 扉 最適化』)
・この家に残るという答えを出した時、母は落胆よりも怒りの色を顔に浮かべた。
(出典:東野圭吾 『殺人の門』)
・祐司が何も覚えていないことを確認するたびに落胆しているのだ。
(出典:宮部みゆき 『レベル7』)
・主はそんな現実に落胆しつつ、ふと、なにかに気がついたように顔を上げた。
(出典:支倉凍砂 『狼と香辛料XIII Side ColorsIII』)
類語
・嘆息(たんそく)
意味:悲しんだりがっかりしたりして、ため息をつくこと。また、そのため息。
(出典:デジタル大辞泉)
・失望(しつぼう)
意味:期待がはずれてがっかりすること。また、その結果、希望を持てなくなること。
(出典:デジタル大辞泉)
・幻滅(げんめつ)
意味:期待やあこがれで空想し美化していたことが現実とは異なることを知り、がっかりすること。
(出典:デジタル大辞泉)
・悄然(しょうぜん)
意味:元気がなく、うちしおれているさま。しょんぼり。(出典:デジタル大辞泉)
・ブルー
意味:ゆううつであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)