注釈
「注釈」などのように使う「注釈」という言葉。
「注釈」は、音読みで「ちゅうしゃく」と読みます。
「注釈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「注釈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
注釈の意味
「注釈」には次の意味があります。
・語句の意味や用法を解説したり、補足的な説明を加えたりすること。また、その説明。(出典:デジタル大辞泉)
「注釈」は本や論文などで目にすることが多く、「注」と表記されることもあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私自身の批判的な注釈の幾つかはここに続けて述べてもよいと思われる。
(出典:フロイト/渡辺哲夫訳『モーセと一神教』)
・ちなみに彼女はフランス語で書かれた注釈をごく普通に読み下していた。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!11』)
・ただそれが今日から解釈され注釈されて初めて、価値を認め得るのだ。
(出典:戸坂潤『思想と風俗』)
・ここには、何か注釈の書き加えられている部分だけを写しとることにする。
(出典:ジッド/山内義雄訳『狭き門』)
・この素朴な詩は万葉の歌と同じように、何の注釈もなく、人の心を打つ。
(出典:ベンダサン『日本人とユダヤ人』)
類語
・解釈(かいしゃく)
意味: 言葉や文章の意味・内容を解きほぐして明らかにすること。また、その説明。
(出典:デジタル大辞泉)
・コメント
意味:ある問題について、意見や、補足的な解説などを加えること。評釈。論評。
(出典:デジタル大辞泉)
・注記(ちゅうき)
意味:本文の意味を理解させるために注を書き加えること。また、その注。
(出典:デジタル大辞泉)
・評注(ひょうちゅう)
意味:文章・詩歌などに批評・注釈を加えること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
・小書(こがき)
意味:文書の中に注などを小さな文字で書き入れること。また、その書き入れ。
(出典:デジタル大辞泉)