合否
「合否の判定」などのように使う「合否」という言葉。
「合否」は、音読みで「ごうひ」と読みます。
「合否」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「合否」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
合否の意味
「合否」には次の意味があります。
・合格と不合格。また、合格か不合格かということ。(出典:デジタル大辞泉)
試験などの合格や不合格について指すことが多いです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・試験の合否の発表を待つ数週間、美由紀の心は沈んでいく一方だった。
(出典:松岡圭祐『千里眼 The Start』)
・平賀はまるで試験の合否の発表を待つ受験生のように八時を待った。
(出典:森村誠一『高層の死角』)
・しかも面白いことに、その後さらに出題者が見て、合否を記している。
(出典:冲方丁『天地明察』)
・一次試験には自信があったが、結局のところ入試の合否は実技試験が決定する。
(出典:小野不由美『十二国記 魔性の子』)
・その頃の官公立大学は、そんな些細な欠点を理由に合否を決めていたわけだ。
(出典:中川靖造『創造の人生 井深大』)
類語
・当否(とうひ)
意味:あたることとあたらないこと。あたりはずれ。また、正しいこととそうでないこと。よしあし。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・正否(せいひ)
意味:正しいことと、そうでないこと。正と不正。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・当落(とうらく)
意味:当選と落選。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・及落(きゅうらく)
意味:及第と落第。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・適否(てきひ)
意味:適することと適さないこと。適不適。(出典:精選版 日本国語大辞典)