躍動
「躍動感のある演技」などのように使う「躍動」という言葉。
「躍動」は、音読みで「やくどう」と読みます。
「躍動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「躍動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
躍動の意味
「躍動」には次の意味があります。
・いきいきと活動すること。(出典:デジタル大辞泉)
「躍動」をわかりやすく言うと、生気にみちあふれて、勢いのある動きがある様子のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まして私は年を越しても、まだ十八歳なのである。私が少年らしい躍動を身内に感じていたとしても、それが嘘になろうか?
(出典:三島由紀夫『金閣寺』)
・流麗が持つのは躍動する美のように移うつろいやすい類のものではなかった。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録8 刃を砕く復讐者(上)』)
・躍動する生命の流れ、それこそが力であり秘密であり己自身であった。
(出典:五代ゆう『晴明鬼伝』)
・音の中に生きて躍動しているものの力の生き生きした働きからいうのである。
(出典:吉田秀和『世界の指揮者』)
・躍動する人々の輪の外にいて、忠行はひたすら女の姿に見入っていた。
(出典:五代ゆう『晴明鬼伝』)
類語
・運動(うんどう)
意味:からだを鍛え、健康を保つために身体を動かすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・活動(かつどう)
意味:活発に動くこと。ある動きや働きをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・行動(こうどう)
意味:あることを目的として、実際に何かをすること。行い。(出典:デジタル大辞泉)
・生動(せいどう)
意味:いきいきと動くこと。特に、文字・絵画などの今にも動きだすような趣にいう。(出典:デジタル大辞泉)
・蠢動(しゅんどう)
意味:虫などがうごめくこと。また、物がもぞもぞ動くこと。(出典:デジタル大辞泉)