三位一体
「三位一体となって」などのように使う「三位一体」という言葉。
「三位一体」は、音読みで「さんみいったい」と読みます。
「三位一体」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「三位一体」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
三位一体の意味
「三位一体」には次の意味があります。
・三つのものが一つになること。また、三者が心を合わせること。(出典:デジタル大辞泉)
「三位一体」はもともとキリスト教用語で「神とキリストと聖霊は、一つの神が三つの姿となって現れたものである」という意味ですが、転じて「三つのものを一体のものになる」という意味で一般的に使われます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・三位一体となって、この光仙林へ立戻って来たには来たが、(出典:中里介山『大菩薩峠』)
・この三位一体の才能の最も良質で最も調和を得たものを見る者である。(出典:佐藤春夫『管見芭蕉翁』)
・ワタクシが老来若返りまするのも、即ちこの三位一体によって(出典:坂口安吾『影のない犯人』)
・三位一体の改革を実行する。
類語
・集大成(しゅうたいせい)
意味:多くのものを集めて、一つのまとまったものにすること。また、そのもの。集成。
(出典:デジタル大辞泉)
・統括(とうかつ)
意味:ばらばらのものを一つにまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・一心同体(いっしんどうたい)
意味:二人以上の人が心を一つにして行動すること。(出典:デジタル大辞泉)
・一体(いったい)
意味:一つのからだ。また、同一のからだのようになっていること。(出典:デジタル大辞泉)