祓う
「病魔を祓う」などのように使う「祓う」という言葉。
「祓う」は、訓読みで「はらう」と読みます。
「祓う」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「祓う」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
祓うの意味
「祓う」には次の意味があります。
・神に祈って、罪やけがれ・災いなどを除き去る。(出典:デジタル大辞泉)
「けがれ、災厄、罪」などを清める神事を行うことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人の世の罪の全てを引き受け、人に討たせることでそれらを祓う。
(出典:竜騎士07 『ひぐらしのなく頃に 9 贄殺し編』)
・祓うの落すのと云っておいて、呪いをかけているのはあの男なのではあるまいか。
(出典:京極夏彦 『狂骨の夢』)
・大宮司は咄嗟に両手を振りひろげ、悪難を祓う摩利支天の呪言を唱えた。
(出典:荒俣宏 『帝都物語6』)
・心から祓われ浄められるということを生まれて初めて実感した。
(出典:冲方丁 『天地明察』)
・浩は細く窓を開けて、風で夢の毒気を祓おうとした。
(出典:小川国夫 『逸民』)
類語
・厄払い(やくはらい)
意味:神仏に祈るなどして、身についたけがれを払い落とすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・修祓(しゅばつ)
意味:神道で、祓えを行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・調伏(ちょうぶく)
意味:祈祷によって悪魔・怨敵を下すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・清祓(きよはらい)
意味:神事の前後などに、清めのために行うはらい。(出典:デジタル大辞泉)
・除霊(じょれい)
意味:人や物に取り憑いたとされる霊を取り除くこと。(出典:デジタル大辞泉)