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犇めくとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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犇めく

「大量の虫が犇めく」などのように使う「犇めく」という言葉。

「犇めく」は、訓読みで「ひしめく」と読みます。

「犇めく」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「犇めく」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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犇めくの意味

「犇めく」には次の意味があります。

大勢の人が1か所にすきまなく集まる。また、集まって騒ぎたてる。(出典:デジタル大辞泉)

「犇めく」には「ぎしぎしと音がする」という意味もありますが、上記の意味で使うことがほとんどです。
また「犇めく」は、人以外の動物や物などに対しても使います。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・後ろには黒ずくめの兵隊が獣の群れみてえにひしめいていやがった。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 下』)

・この辺りは古くから薬品関係のメーカーや商社などがひしめいているところだ。
(出典:内田康夫『遺骨』)

・天井の羽目板の上に、何か邪悪な存在がひしめいているようだった。
(出典:貴志祐介『新世界より』)

・暗い夜の林の中にうごめき犇めいてむらがっている餓狼のような群が影絵のように思い浮かんで来た。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 下巻』)

・狭い店には十人近い若者がひしめいていた。
(出典:高橋克彦『南朝迷路』)

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類語

ごった返す(ごったがえす)
意味:ひどく混雑する。整わず雑然としている。(出典:デジタル大辞泉)

すし詰め(すしづめ)
意味:すしを折箱などに詰めるように、多くの人や物がすきまなく入っていること。(出典:デジタル大辞泉)

雑踏(ざっとう)
意味:さわがしくこみあうこと。また、人が多くでてこみあうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

足の踏み場もない(あしのふみばもない)
意味:足を下ろすだけのわずかなすき間もないほど、物が散らかっている。(出典:デジタル大辞泉)

密集(みっしゅう)
意味:すきまもないほどぎっしりと集まること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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