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抱えるとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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抱える

「膝を抱える」などのように使う「抱える」という言葉。

「抱える」は、訓読みで「かかえる」と読みます。

「抱える」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「抱える」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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抱えるの意味

「抱える」には次の三つの意味があります。

1 物を囲むように腕を回して持つ。胸にだくようにして持つ。
2 自分の負担になるものをもつ。厄介なもの、世話をしなければならないものを自分の身に引き受ける。
3 人を雇う。雇って使う。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

抱えるの意味①「物を囲むように腕を回して持つ。胸にだくようにして持つ。」

「抱える」の一つ目の意味は「物を囲むように腕を回して持つ。胸にだくようにして持つ。」です。

「膝を抱える」で、「膝を胸に抱くようにして持つ」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・男がいかにも大事そうに両手で抱えるようにしていたのが印象的であった。
(出典:内田康夫『天河伝説殺人事件(下)』)

・砂の上に腰を下ろし、両膝を抱えるようにして沖を眺めていた男である。
(出典:深谷忠記『長崎・壱岐殺人ライン』)

抱えるようにしていた黒い傘が落ちて、アスファルトの上で音を立てた。
(出典:鷺沢萠『海の鳥・空の魚』)

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類語

抱く(だく)
意味:腕を回して、しっかりとかかえるように持つ。(出典:デジタル大辞泉)

抱き留める(だきとめる)
意味:両腕でかかえておさえとどめる。(出典:デジタル大辞泉)

抱え込む(かかえこむ)
意味:物をだきかかえるようにして両腕の中に入れる。(出典:デジタル大辞泉)

抱えるの意味②「自分の負担になるものをもつ。厄介なもの、世話をしなければならないものを自分の身に引き受ける。」

「抱える」の二つ目の意味は「自分の負担になるものをもつ。厄介なもの、世話をしなければならないものを自分の身に引き受ける。」です。

「深刻な悩みを抱える」で、「深刻な悩みを持つ」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

一人ひとり抱えるにはちょっと得体えたいが知れなすぎる秘密を共有してもいいのでは。
(出典:竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 2巻 答えはYES』)

・だから、リウイは自分の抱える範囲の責任だけを負うことに決めている。
(出典:水野良『剣の国の魔法戦士』)

・しかし全軍の二倍近くにもなる非戦闘員を抱えるとなると話は別である。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 1 黎明篇』)

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類語

擁する(ようする)
意味:だきかかえる。いだく。(出典:デジタル大辞泉)

持つ(もつ)
意味:自分のものとして引き受ける。負担する。(出典:デジタル大辞泉)

有する(ゆうする)
意味:持つ。持っている。所有する。(出典:デジタル大辞泉)

抱えるの意味③「人を雇う。雇って使う。」

「抱える」の三つ目の意味は「人を雇う。雇って使う。」です。

「召使いを抱える」という文で、「召使いを雇う」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この初々しい表情の男が、社員二百人を抱える会社の社長とは思えない。
(出典:渡辺淳一『メトレス 愛人』)

・ついでに行き場のない元家臣達を何人も、未だに側に抱える者も多かった。
(出典:畠中恵『アイスクリン強し』)

・これでも、あたしは一五人の踊り娘を抱えるメルカ一座の座長なんだ。
(出典:千葉暁『アルス・マグナ2 大いなる秘法 光と闇の双生児』)

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類語

雇う(やとう)
意味:賃金を払って人を使う。また、料金を払って乗り物などを使う。(出典:デジタル大辞泉)

召し抱える(めしかかえる)
意味:雇って家来にする。(出典:デジタル大辞泉)

採用(さいよう)
意味:人を雇い入れること。雇い入れて職務につかせること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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