塗布
「薬を塗布する」などのように使う「塗布」という言葉。
「塗布」は、音読みで「とふ」と読みます。
「塗布」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「塗布」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
塗布の意味
「塗布」には次の意味があります。
・薬剤などをぬりつけること(出典:デジタル大辞泉)
「塗布」とは薬やペンキ等の液体を表面に塗る際に使う言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・茶箪笥から擂鉢すりばちを取り出してくると頬に塗布する傷薬を作り始めた。
(出典:飴村行『粘膜人間』)
・明朝になってその薬を塗布すればスッキリと、もとの姿と相成ります。
(出典:山田風太郎『忍法笑い陰陽師』)
・銃全体の表面も、いったん布で綺麗きれいにしてから油を塗布した。
(出典:小川勝己『葬列』)
・シャンプーで、窓ガラスに洗剤の泡を塗布し始めたとき、おやと思った。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・重度の火傷を負った患者に対して薬品を直接、手で塗布している。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 9-九州撤退戦・下』)
類語
・塗装(とそう)
意味:材料の表面にペンキなどを塗ったり吹きつけたりすること。(出典:デジタル大辞典)
・塗る(ぬる)
意味:物の表面に液状のものなどをこするようにしてつける。(出典:デジタル大辞泉)
・彩色(さいしょく)
意味:色をつけること。いろどり。さいしょく。(出典:デジタル大辞泉)
・色付け(いろづけ)
意味:物に色をつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・彩る(いろどる)
意味:色をつける。(出典:デジタル大辞泉)