送りバント
「送りバントで進塁した」などのように使う「送りバント」という言葉。
「送りバント」は、訓読みで「おくりばんと」と読みます。
「送りバント」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「送りバント」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
送りバントの意味
「送りバント」には次の意味があります。
・野球で、走者を二塁または三塁に進塁させるためのバント。(出典:デジタル大辞泉)
「送りバント」は投手が投げた球をバットに当てて転がし、チャンスを広げる為の行為です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・4・5番が連続して送りバントを試みた話を紹介したが、先日、カージナルスとまったく正反対のシーンを目撃した。
(出典:NumberWeb)
・送りバントというと堅実なイメージを持つ人も多いだろう。
(出典:セイバーメトリクスの落とし穴: マネー・ボールを超える野球論)
・その裏、近鉄は2本のヒットと送りバントなどを交えて1点を追加。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
・送りバントの場合はボールが地面に落ちる角度を確認した時であったが、スクイズの場合はスタートが先である。
(出典:牧野茂『巨人軍かく勝てりV9達成の秘密』)
・そのうえ、一死走者二塁だというのに続く打者が送りバントをした。
(出典:玉木正之『不思議の国の野球 チェンジアップを16球』)
類語
・犠牲バント(ぎせいばんと)
意味:野球で、打者が、自分はアウトになる代わりに走者を進塁させるために行うバント。(出典:デジタル大辞泉)
・スクイズ
意味:無死あるいは一死で、犠牲バントによって三塁走者を生還させる作戦。(出典:とっさの日本語便利帳)
・スリーバント
意味:野球で、打者がツーストライク後にバントすること。ファウルになればアウトとなる。(出典:デジタル大辞泉)
・犠牲フライ(ぎせいふらい)
意味:野球で、捕球されて打者はアウトになるが、走者を得点させることができるフライ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・犠打(ぎだ)
意味:無死か一死で、打者がアウトになりながら攻撃に貢献する打撃。(出典:とっさの日本語便利帳)