隆盛
「隆盛する」などのように使う「隆盛」という言葉。
「隆盛」は、音読みで「りゅうせい」と読みます。
「隆盛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「隆盛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
隆盛の意味
「隆盛」には次の意味があります。
・勢いが盛んなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「隆盛」をわかりやすく言うと、「勢いが強くなって栄える」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・京橋に七階建ての本社を持つ隆盛な事業家の住宅とは、とても思えない。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)
・人手が足りないから機械化で補って、生産する会社日本は隆盛を迎えた。
(出典:橋本治『宗教なんかこわくない!』)
・ そもそも、日本の自動車産業は、そういうことで現在の隆盛に至ったのだ。
(出典:星新一『あれこれ好奇心』)
・その十三か月は過ぎたが、フランスの隆盛は日ごとに増大するように見えた。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』)
・隆盛を極めた王国都市であってもそんなことはしてくれない。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料Ⅰ (電撃文庫)』)
類語
・興隆(こうりゅう)
意味:勢いが盛んになること。(出典:デジタル大辞泉)
・興起(こうき)
意味:おこりたつこと。勢いが盛んになること。(出典:大辞林 第三版)
・繁栄(はんえい)
意味:勢いがよくて栄えること。 (出典:大辞林 第三版)
・繁盛(はんじょう)
意味:にぎわい大いに栄えること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・隆隆(りゅうりゅう)
意味:勢いの盛んなさま。 (出典:大辞林 第三版)