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陰鬱とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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陰鬱

「雨の日が続き陰鬱な気分」などのように使う「陰鬱」という言葉。

「陰鬱」は、音読みで「いんうつ」と読みます。

「陰鬱」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「陰鬱」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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陰鬱の意味

「陰鬱」には次の意味があります。

陰気でうっとうしい感じがするさま。また、心が晴れ晴れしないさま。(出典:デジタル大辞泉)

「陰鬱」をわかりやすくいうと、気持ちがモヤモヤしたり重くなったりする感覚や様子をあらわす言葉になります。明朗(めいろう)の対義語です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・五月で、新緑につつまれているというのに、この地方は陰鬱であった。
(出典:ロレンス/飯島淳秀訳『チャタレイ夫人の恋人』)

・なんていうか、見ているだけでさっきまでの陰鬱とした気持ちが晴れていく。
(出典:奈須きのこ『月姫 太陽(シエル・グッドエンド)』)

・そのために元々陰鬱な性格が益々暗くひねくれて無口となり動作が重い。
(出典:坂口安吾『明治開化 安吾捕物』)

・家を支配しているのは陰鬱と沈黙だけ、子供の声さえ沈んでしまいました。
(出典:ディケンズ/北川悌二訳『ピクウィック・クラブ(中)』)

・笑ったことのないその陰鬱な顔を見ても、何か事情がありそうだった。
(出典:笹沢左保『雪に花散る奥州路』)

類語

メランコリーmelancholy
意味:特別な理由もなく気分が重苦しくふさぐこと。また、その状態。(出典:精選版 日本国語大辞典)

憂鬱ゆううつ
意味:気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

暗然あんぜん
意味:悲しみ、絶望などで心がふさぐさま。気落ちするさま。(出典:デジタル大辞泉)

抑鬱よくうつ
意味:気持ちが沈んで晴れ晴れしないこと。(出典:デジタル大辞泉)

気鬱きうつ
意味:気分がはればれしないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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