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闊歩とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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闊歩

「闊歩する」などのように使う「闊歩」という言葉。

「闊歩」は、音読みで「かっぽ」と読みます。

「闊歩」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「闊歩」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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闊歩の意味

「闊歩」には次の二つの意味があります。

1大またに歩くこと。ゆったりと歩くこと。堂々と歩くこと。
2いばって、思うままにふるまうこと。あたりを構わず、気ままに行動すること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

闊歩の意味①「堂々と歩くこと」

「闊歩」の一つ目の意味は「堂々と歩くこと」です。

「闊」は「ひろい」という意味を持つ漢字であり、「闊歩」は「歩幅ひろく歩くこと」を意味します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ところで、こんな身体で、どうして博士は往来を闊歩されたか。
(出典:海野十三『俘囚』

・ただ本人だけが、まったく気にかける様子もなく歩道を闊歩していった。
(出典:児玉ヒロキ『イット2』

・にもかかわらず、犯人はこうして屋敷内を自由に闊歩しているのだから。
(出典:竜騎士07『うみねこのなく頃に Episode 1 – The Legend of the Golden Witch [A3879D13]』)

・これだけの大物が一人で猫連れて闊歩しているなんて、誰も考えないものね。
(出典:小林めぐみ『ねこのめ 第2巻 羅針盤の夢』)

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類語

虎歩(こほ)
意味: 虎(とら)のように歩くこと。堂々とあゆむこと。他を威圧する力を示すこと。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

闊歩の意味②「あたりを構わず、気ままに行動すること」

「闊歩」の二つ目の意味は「あたりを構わず、気ままに行動すること」です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そうだ、彼のように闊歩し得るためには、誰でも愚鈍でなければならない。
(出典:マン・パウル・トーマス『トニオ・クレエゲル』

・民間に闊歩して諸侯伯の招きに応じなかった意気も、高く買われている。
(出典:中山義秀『碑・テニヤンの末日』

・闇の世界を闊歩しているときの悪は無敵のように見えるかもしれない。
(出典:エディングス『マロリオン物語3 マーゴスの王』)

・なにしろ小学校の一年生でもう浅草を闊歩していたと自分でいっていた。
(出典:色川武大『なつかしい芸人たち』)

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類語

横行闊歩(おうこうかっぽ)
意味:思いのまま、あたりかまわず大いばりで歩くこと。また、遠慮なく気ままにふるまうこと。(出典:四字熟語を知る辞典)

横行(おうこう)
意味:勝手気ままに歩き回ること。自由にのし歩くこと。おうぎょう。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

怖いものなし(こわいものなし)
意味:恐ろしいと思うものがなく、かって気ままに振る舞える。(出典:デジタル大辞泉)

怖いもの知らず(こわいものしらず)
意味:自信に満ちて、何ものをも恐れないこと。また、無鉄砲なこと。(出典:デジタル大辞泉)

大手を振る(おおでをふる)
意味:あたりをはばからないで、いばって歩くようすをいう。(出典:デジタル大辞泉)

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